ロミオとジュリエット

　ミュージカル「ロミオとジュリエット」は、シェイクスピアの名作戯曲を原作として、ジェラール・プレスギュルヴィックの作詞・作曲・演出によってミュージカル化されて、2001年1月にパリのパレ・デ・コングレ大劇場で初演された作品で、時代を超えて現代に甦るロミオとジュリエットの純愛物語を軸に、イタリアのヴェローナに古くから続く二つの名門、モンタギュー家とキャピュレット家の何代にも亘る争いと、その争いに巻き込まれる若者達の青春を群像劇として、ジェラール・プレスギュルヴィックによるエネルギッシュなメロディが舞台を鮮やかに彩るスペクタクル・ミュージカルとして大ヒットした。 　そして、ミュージカル「ロミオとジュリエット」は、フランスでの初演以来、オーストリア、ベルギー、イギリス、オランダ、ロシア、日本など世界各国で上演を続けていて、ウィーンでは2005年ライムント劇場で、ロミオ役に「ウィーン版エリザベート」の2007年来日公演時のルドルフ役のルカス・ペルマン、ジュリエット役にはマジャーン・シャキによって上演された。
　ミュージカル「ロミオとジュリエット」は、日本では、宝塚公演として、2010年7月に大阪の梅田芸術劇場で、8月には福岡の博多座で、小池修一郎演出で上演され、2011年1月には宝塚市の宝塚大劇場で、続いて2月からは東京宝塚劇場で、ロミオを音月桂、ジュリエットを舞羽美海、ロミオの親友マーキューシオを早霧せいな、同じく親友のベンヴォーリオを未涼亜希、ジュリエットの従兄弟のティボルトを緒月遠麻らが演じて、華やかな舞台を繰り広げた。 　また、ミュージカル「ロミオとジュリエット」は、2011年9月には赤坂ACTシアターで、10月には梅田芸術劇場で、新たなキャストを公募して、「ロミオ＆ジュリエット」として小池修一郎演出で上演される予定となっている。 　本CD「ロミオとジュリエット(ウィーン初演キャスト・ハイライト版)」は、2005年ウィーンで初演された時のキャストによるスタジオ録音のハイライト版。

　※「ロミオとジュリエット(ウィーン初演キャスト・コンプリート版)」との違いは曲数の差となります。